メンタルケア心理士 専門用語集 あ〜こ
依存症
精神に作用する化学物質の摂取や、ある種の快感や高揚感をともなう特定の行為を繰り返し行った結果、それらの刺激なしにはいられない状態のこと。
俗には「中毒」とよばれる。
インテーク面接
クライアントに対して最初に行われる面接のこと。クライアントの相談の主旨を明らかにし、抱えている問題の内容を把握して、クライアントにカウンセリングを施すことが可能かどうかを判断する。
過換気症候群
ストレスや不安により、多様な疾患がおこり、それを原因として過呼吸発作を起こす病気。過剰換気により血中のpHがアルカリ性に傾く「呼吸性アルカローシス」が起こる。
カクテルパーティ効果
脳内で必要な音と不必要な音を無意識に聞き分けている作用のこと。これは、聴覚における無意識の認知であり、人には音を選び取る心理作用があるといえる。
語源は、パーティー会場の雑多な音の中でも会話が成立することからくる。
カタルシス
抑圧された情緒的エネルギーを何らかの形で解放すること。心的浄化。アリストテレスにより、それまで医学用語だった「カタルシス」を精神に適用された。
共感もカタルシスのひとつであるとされ、カウンセリングの基本概念と通じる。
共感的理解
カウンセリングにおける重要な基本的態度のひとつ。クライアントの感情に巻き込まれることなくクライアントが抱える不安や悩みに対して、共感し理解を示すこと。
合理化
適応機制のひとつ。葛藤や罪悪感を伴う言動を正当化するため、なにか別の理由をつけて情緒的安定を図ろうとする無意識のシステム。
失敗を偶発的な原因や外的要因に求めることもここに含まれる。
コ・メディカル
「co(協同)」と「medical(医療)」を組み合わせたことば。従来の医療従事者だけでなく、栄養士やカウンセラーなど、広い職種の医療従事者が協同して患者にサービスを提供していくこと。