メンタルケア心理士(R)とは
「メンタルケア心理士って何??」
よく聞かれる質問です。
簡単にいえば、メンタルケア心理士(R)とは「相談援助知識」を持った人のこと。
心の健康アドバイザーとでもいえばわかりやすいでしょうか。
カウンセリングは、すでに疾患を抱えている人へ施すものであると思っている方も多いと思いますが、身体の健康維持のために健康診断が重要な役割を果たすように、心の負担を未然に防ぐことも大切なことです。
人はかならず、自分の健康が脅かされる前に、なんらかのサインを出します。
それは、ストレスなどの心が原因でも同じ。
けれど、知識がなければそのサインに気付くことができません。
だからこそ、そのサインにいち早く気付き、相談に乗り、援助することのできる人が必要なのです。
そして、その役割を果たすことができるのが、メンタルケア心理士(R)。
メンタルケア心理士(R)は、単にカウンセリング技法を学んだカウンセラーではありません。
心と身体は密接なかかわりがあることから、神経や脳、その他体の各器官、身体と神経症・精神症状との関係、薬剤などについても一定の知識があります。
これから学びたいと思っている人はテキストを見て驚くかもしれませんが、医学的な知識や解剖生理学的な人体の機能の知識も、カウンセリングには必要な知識なのです。
メンタルケア心理士(R)は、医師ではありませんから、病気を診断したり、薬を処方することはできません。
心理学のスペシャリストとしては、臨床心理士にはかなわないでしょう。
けれど、広い知識を有し、多角的に人を見る力は、メンタルケア心理士(R)の強みです。
もちろん、カウンセリング技法についても学んでいますから、カウンセリングにより、心理アセスメントを行うことが実際の仕事の中心になります。
こちらに強く関心のある人も多いでしょう。
単に知識を有しているだけでなく、直接人と接し、力になることができるのは大きな魅力ですね。