精神医科学基礎とカウンセリング基本技法
自分に合った学習方法を見つけ、なんとか仕事と勉強の両立ができるようになって、テキストも2冊目になりました。
2冊目は、『精神医科学基礎』です。
大学の頃から心理学に興味を持っていた私にとって、こちらは幾分とっつきやすい内容でした。
例えば、統合失調症やうつ病性障害、パニック発作などの精神障害や、精神症状とかかわりの深い身体疾患などがこの分野の中心です。
最後に薬剤論がありますが、こちらも自分が処方されていた薬もあったりして、あまり苦労なく学習できました。
それでも、細かい分類までは初めて見るものも多くて、初見ではレポートの問題もちんぷんかんぷんでしたから、それなりに勉強はしましたよ。
また、ここで1冊目のテキスト『精神解剖生理学基礎』の内容が生きてくる部分も多くて、勉強してよかったなぁ、としみじみ感じました。
やっぱり、心と身体には密接なかかわりがあるのだと実感できる分野です。
3冊目は、『カウンセリング基本技法』です。
はじめは、もっとケースワークみたいなものかと思っていたのだけれど、そうではなくて、心構えや基礎知識が多かったですね。
正直なところ、これだけで実際にカウンセリング業務ができるとは考えにくいです。
あくまで、カウンセリングに必要な知識や背景を育成するのだという意図が見えた気がします。
随所に発達心理学に関するコラムも載っていて、学術的側面や思想の話も多くありました。
初めて心理学の勉強をする人にとっては、なかなかピンとこない部分もあるのかもしれませんが、私は大事なことだなと思います。
なんとなくノウハウでカウンセリングをするのは、経験測になりがちですから、きちんと勉強すべきです。
と、情意面でもやりやすかったので、1冊目よりも格段に早く学習が終了しました。
どちらのレポートも、なかなかの出来でしたよ。